岡 瑞起

コンピューター科学者

どれだけの人がクラウド上を激しく飛び交う大量のデータを解析できるのでしょうか?東京大学、知の構造化センターで博士研究員として働く岡瑞起は、pingpongプロジェクトのリーダーです。データというやっかいな獣を手なずけて何かを語らせようというプロジェクトです。プロジェクトの基本的な目標は、新しいデザイン方法論の開発によって、デザインプロセスにおける知を構造化することです。またそのツールを利用すると、例えばツイッターの投稿から人間の行動を抽出して将来の活動を推測したり、花粉の飛散量や場所などの自然現象に関してのつぶやきを解析してマッピングしたりできます。岡は、東京大学 i.School の創設時にアシスタントディレクターを務めたことがあり、人物検索システムのスパイシーのテクニカルアドバイザーを務めています。また筑波大学名誉卒業生賞を二度受賞し、2009年には第四回NLP若手の会シンポジウムにおいて激励賞を受賞するなど数々の栄誉を手にしています。