TEDxTokyo 2015
TEDxTokyo 2015
今年で第7回目の開催となるTEDxTokyo 2015は、2015年7月3日(金)の17:00から恵比寿にあるAct*Square(アクセス)にて開催。今年のテーマは「Igniting Curiosity」、あなたのその目でこの瞬間を一緒に感じてみませんか? なお、当日の会場および、渋谷ヒカリエでのパブリックビューイングの受付けは終了しました。
ライブストリーム配信
当日は TEDxTokyo 2015をライブストリーム配信いたします。ライブストリームでは、各セッションのトークやパフォーマンスが楽しめるだけではなく、バックスデージの様子、スピーカーやパートナーインタビューもご覧いただけます! イベントは17時開始。ライブストリームはTEDxTokyoウェブサイト上で配信されます。
ライブストリーミングページはこちら: http://www.tedxtokyo.com/live-streaming2015/
スピーカー:TEDxTokyo 2015
更新:2015/07/01
上野 雄次
花を通じて「生」のあり方を探求する
偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会に衝撃を受け、華道を学び始めた上野氏。
「はないけ(花生け)」と称する創造と破壊を繰り返すライブ・パフォーマンスは、その独特のスタイルが各界より注目を集めています。
彼は花道家を、“花を通じて生きるべき道を探求する人間である”と考え、花、器、空間、光の要素を大切にしながら、“生きる”とはなんなのかという問いの答えを探しつづけています。
ウスマン・リアス
音符をひとつ演奏するごとに、世界が創られる
パキスタン生まれのUsman氏は、アーティストであり、演奏家であり、作曲家であり、映画製作者です。6歳でピアノを弾き始め、その後はインターネットをツールに数多くの楽器を独学で習得しました。
並外れた映画的世界を体現し続ける彼は、現代のストーリーテラー呼ぶにふさわしいでしょう。
奈良橋 陽子
自分の”役”に出会った瞬間、人は輝きはじめる
日本人のキャスティング・ディレクターとして、「ラスト・サムライ」「SAYURI」「バベル」「47 RONIN」など錚々たるハリウッド映画に参加してきた奈良橋陽子氏。
彼女は、英会話スクールMLSや、国際舞台で活躍できる日本人を育成する企画制作会社UPSを設立するなど、キャスティング以外の分野でも日本と海外の橋渡し役として活躍。
今日も世界中で、夢をもつ人同士の媒介となり、新しい化学反応を起こしています。
長谷部 健
多様性ある21世紀の街を作り出す
常に新しい文化を創造し、そのカルチャーを世界中に発信してきた街、渋谷。
渋谷区議会議員だった長谷部さんは、全国初の「同性パートナーシップ条例」を発案し、東京都渋谷区の新しい区長に当選。今、世界中でも議論の真っ只中にある性的マイノリティ(LGBT)への理解を深めようとする動きを、日本にもたらしました。
長谷部さんが思い描く、多様性に重きを置いた街の未来は、一体どのようなものなのでしょうか。
富樫 尚代
人の心に、「音楽」という希望を届ける
日本フィルハーモニー交響楽団の中で、オーケストラと社会をつなぐ窓口として発足した「音楽の森」プロジェクトのチーフマネージャー。気軽に音楽に触れあえる室内楽や誰でも参加できる教育プログラムを開催することで、クラシック音楽を楽しめる場を広く提供しています。近年は東日本大震災の被災地にも積極的に赴き、音楽を通して明日への希望を届けています。
茂木 健一郎
すべては、「脳」につながっている
茂木氏は「クオリア(感覚の持つ質感)」を中心とした脳科学に関する講義・執筆をベースとしながら活動する脳科学者。
研究者でありながら、2015年4月には自身初の小説「東京芸大物語」を出版するなど作家としても活動の幅を広げています。
彼は自ら「新しい挑戦は脳の一番の栄養」という脳科学の定説を体現しています。
清水 陽子
科学とアートの融合が、新たな可能性と想像を超えた空間への扉を開く
幼少時代をNYで過ごし、アートに感銘を受けたこと、大学で生物化学を学んだこと。この2つが、彼女の理系・現代芸術家としての活動の原点。
その独特な視点から繰り出される作品の数々は、国内外問わず数々の賞を受賞。世界各国で展覧会が開かれています。
DJや同時通訳としても活躍しながら、様々なメディアを通じてアートを身近に感じてもらう活動も行っている彼女が感じている、
科学とアートの融合における可能性とは、一体どのようなものなのでしょうか。
光吉 俊二
アーティスティックな科学者が作るのは、人の「心のレントゲン」。
美大を卒業後、工学博士となり、スタンフォードでバイオロボティクスの研究に従事するという異色の経歴を持つ光吉氏が現在取り組んでいるのは、人の音声から感情や精神状態を分析する研究。
患者の音声データを収集して分析することで、病気の早期発見・治療へと活用する可能性を探っています。
佐々木 裕子
職業は「変革屋」
変化の激しい時代に最も必要な「変革」を、企業と人にもたらす仕事。
彼女は様々な企業に対して、未来型組織へと革新することを実現してきました。
年間500名以上の企業人材に対して「変化」を起こし、現場や経営との「化学反応」を仕掛けることで、事業構造の変革、そしてダイバーシティの推進をプロデュースしてきています。
高須 光聖
テレビ画面の向こうに、まだ見ぬ世界を創りだす
幼少期からの仲良しである人気お笑い芸人ダウンタウンの松本さんから誘われたことをきっかけに、テレビの放送作家として活動し始めた高須さん。そんな彼は、現在の日本のお笑い番組の原点、バラエティー番組のスタイルを確立させました。それは、様々な制限や固定概念が存在するテレビの世界で、確固たるスタンスを持ち、周りの発想を変え続けてきたからこそ、できたこと。業界を変えてきた高須さんの目には、これからの日本の景色はどのように写っているのでしょうか。
福原 志保
科学、アート、デザイン。すべての枠を超えて社会をハックする
セントラル・セント・マーチンズ、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、IAMAS等で制作活動を行ってきた彼女が選んだ領域はバイオテクノロジーとアート。
樹木に亡くなった人の遺伝子を入れ、DNAを継承するモニュメントにするなど、彼女が手がけた作品は人の常識に揺さぶりをかけます。
科学とアートが交わる領域は、21世紀の社会にどう映し出され、どう影響を与えるのか。
「社会にインパクトを与え、残す」ことをテーマに、国内外にて作品の研究制作、発表を続けている彼女が見ているのはどのような世界なのでしょうか。
イェスパー・コール
イェスパー・コールという人物は、巨額の金融取引から低レベルの政治まで、日本のすべての出来事を探ろうとするいわば探検家である。日本の大手金融機関で20年以上にわたる勤務経験を持ち、『日本経済これから黄金期へ』、『平成デフレの終焉』の著者としても知られる。曰く、「最後の日本オプティミスト」を自称し、楽観主義は日本の次世代の起業家や新興企業に刺激を与えるとしている。自らも政治的指導者や世界中の投資家に日本を推進するための刺激を与え、現在は福岡経済特区の立ち上げに協力している。
奥山 清行
デザインの真髄とは、人が心から欲する「ウォンツ」を生み出すこと。
奥山氏は海外でフェラーリのような高級車をはじめ、家具や伝統工芸などインダストリアルデザインを手がけてきました。
彼のデザインの土台は、プロジェクトを一からとらえ直すという徹底的なユーザー視点にあります。彼は常に新しい体験をデザインし、人々の「これがほしい!」という欲求を呼び起こしています。
鈴木 エドワード
鈴木エドワード氏は、フルブライト奨学金を受けながらハーバード大学に通い、建築の大家であり未来的思想家のバックミンスター・フラーに師事しました。おそらく、それが自らを「生涯学びの徒」と称し、原子構造、環境、哲学、形而上学にまでその思考を広げる理由なのでしょうか。鈴木氏の大胆かつ有機的な建築デザインは東洋と西洋の見事な融合をあらわし、中国や遥かケニヤでも彼の建築を見つけることができ、日米両国において数多くの賞を授与されました。最近では「エディーの家」というプレハブ構造の住宅建築をダイワハウスと行いました。