黒川 清

医学博士

まるで小説ではないか、と黒川清の履歴書を見て思うかもしれませんが、全てが本当なのです。東京大学で学んだ医師にして、コロンビア大学地球研究所の非常勤シニアサイエンティストであり、安倍内閣では内閣特別顧問、2005年から2008年までWHO健康の社会的決定要因委員会の理事を務める。米国内科学会の日本支部長、政策研究大学院大学教授、日本学術会議の会長、日本および海外での社会的な運動を支援するインパクトジャパンの共同発起人にして議長でもあります。黒川は、医学、地球環境問題、ITなどあらゆる種類の本を書いています。そして、紫綬褒章、旭日重光章、フランス王国のレジオンドヌール勲章を受勲。そんな彼のこと、日本を3月11日の災害から復興させるために、政府とは独立に編成された「国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」の委員長に就任を求められるのも、無理からぬことでしょう。