ディミトリ・ヴァッシラキス と クリヤ・マコト

ディミトリ・ヴァッシラキス
サクソフォーン奏者

ギリシャの神々に愛されたポストモダン・ラプソディー。ディミトリ・ヴァッシラキスさんは、10代でベースを弾いて歌い始め、ロンドンの王立音楽アカデミーでサクソフォン、ピアノ、作曲を学んだ。英国全土のコンクールを勝ち抜きLCMソサイエティ賞を受賞。その後発表したアルバムが「圧倒的なエネルギーと滑らかさを持ち、力強い音色が独創的なイマジネーションから溢れている」と評された。2002年の『ダイダロスプロジェクト=ラビリンス』がBBCネット投票で年間ベスト2アルバムとなるなど、キャンディードレコードの5作品が受賞の栄誉に。2011年の『オン・アクロス・ザ・ユニバース』も好評で、ニューヨークのリンカーンセンターなどで公演を続けている。

クリヤ・マコト
ジャズピアニスト

そもそも音楽とは、生きていくのが困難な人にこそ必要とされてきたもの。クリヤ・マコトさんの身上は、アパラチアの黒人コミュニティーで培ったソウルフルな切れ味と透明感だ。高校卒業後に渡米し、ウェストバージニア大学で言語学を学びながらライブ活動を開始。卒業後はピッツバーグ大学でジャズ講師を務め、米東海岸各地でチャック・マンジョーネ・グループほかジャズの巨匠たちと共演した。帰国後は、自身のグループで8回の欧州ツアーを含む世界公演を精力的におこなう。これまでのリーダーアルバムは15枚を数え、ジャズに留まらず、ポップスのプロデュースやオーケストラ作品の作曲なども幅広く手がけている。

ジャズ・デモクラシー

つながる