オープンリールアンサンブル

音楽・アートプロジェクト

2009年、作曲家の和田永と4人の音楽仲間:佐藤公俊、難波卓己、吉田悠、吉田匡は、風変わりでレトロなアイデアを思いつきました。オープンリールデッキが奏でる古い磁気テープのアナログな音を、コンピュータのデジタル・サンプリングと融合させるのです。この大胆なコンセプトが成功を収め、オープンリールアンサンブルが生まれました。彼らは、2009年に開催された第14回学生CGコンテストのインタラクティブ部門で優秀賞を受賞したのをきっかけに活動を開始。また、2010年のTEDxTokyo yz Ver.1.0に登壇しています。2011年には、第15回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で大賞を受賞した作品にクリエイターとして参加するなど、世界的な注目を集めています。パフォーマンスの中心は4台のオープンリール・デッキですが、ギターやベース、パーカッション、自分たちの声、昔のブラウン管テレビや掃除機のノイズにいたるまで、さまざまなものをサンプリング素材にして、鼓動のようなそれでいて揺れ動くような複雑な曲に取り込んでいきます。つい最近リリースされた初のフルアルバムには、YMOの高橋幸宏、相対性理論のボーカル・やくしまるえつこらが参加しています。

Musical performance

つながる