上野直人博士

腫瘍内科医、がん研究者、がんサバイバー

京都生まれの上野直人博士は新世代のがん研究者を育成し、研究主導型の臨床と基礎医学を通じて乳がん患者の苦しみをやわらげることを自らの使命としている。上野氏自身、当時テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの医学部教授であった3年前に第2ステージの肉腫を克服している。アメリカ国立衛生研究所(NIH)とスーザン・G・コーメン乳がん基金による資金提供により、主要な研究である乳がん治療のための分子事象の分析を進めている。上野氏の目標は仮説に基づくトランスレーショナルリサーチと臨床研究で革新的な分子マーカーや標的療法をあみだし、彼の乳がん研究チームを世界的なリーダーへと育てることである。Journal of Cancerの編集主幹でもある上野氏は120以上の査読付き学術論文、17の著書、46のアブストラクトを執筆或いは共著している。

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