医学者
視覚障害に対する理解の促進とイメージ革新を願う研究者。2013年夏よりiPS細胞を用いた臨床研究を世界に先駆けて開始した高橋政代は、ネイチャー誌が選ぶ2014年の注目すべき5名の科学者のひとりである。iPS細胞由来視細胞移植の開発をするかたわら網膜疾患の研究を進め、臨床面では網膜変性疾患の専門外来も担当。神戸を拠点に、再生医療とリハビリの両側面から網膜疾患患者をトータルにサポートする医療システムを構築している。医療を経済的に自立させ、患者の満足を最大限にする網膜疾患センター構想は、閉塞感のある日本の医療に新たなイノベーションをもたらすだろう。