キャスリーン・パイク

心理学者、精神衛生の研究者

「東京英語いのちの電話」の同僚は、キャスリーン・パイクのまとう魅力は、彼女が部屋に入ってくるだけで、部屋中からため息が漏れてしまうほどだと言います。ジョンズ・ホプキンスとイエールで学んだ臨床心理学の教授であるキャスリーンにとって、世界中が診察室です。25年間に渡って、女性の健康と摂食障害の調査に集中してきたことで国際的に認められ、NIHやNIMH、フルブライト財団などの支援を受けて研究を進めています。アメリカ精神医学会による精神疾患の診断・統計マニュアルであるDSM-5及び国際疾病を分類するWHOのICD-10策定にあたっては、コンサルタントを務めました。日本の災害支援プログラムでは精神衛生のコンサルタントであり、アウトサイド・ザ・ワイヤーの研究パートナーとして、軍の基地の劇場やホームレスの宿泊所、病院などを活用して、精神的なダメージを受けた人に手を差し伸べ、耐え抜けるような支援を行っています。目下、コロンビア大学の国際精神医療プログラムの執行責任者と科学副責任者を務めるキャスリーンは、国際協力を通じて、精神疾患に対する烙印をぬぐい去るとともに、そこまで手が回らない地域にも手を差し伸べたいと願っています。

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