TEDxTokyo

寄席伝統芸「紙切り」名人

鋏を渡されて「何かクリエイティブなことをしてみて」と頼まれれば、大抵の人は人や雪の形を切り出すのではないでしょうか。ところが、林家今丸に鋏を渡すとどうでしょう。すっと鋏を入れだすやいなや、、、コアラ、踊子、はては6人の担ぎ手に担がれたお神輿まで作ってしまうことでしょう。フランス、ベトナム、ブラジル、アメリカ、オーストラリアなどで海外公演を行い、一瞬にして観客の似顔絵シルエットを作ってしまうなど、その場のリクエストに応えてどんな形でも作ってしまう“紙切り”で老若男女をあっと言わせています。海外でも日本の寄席を体験してもらいたいと思い、落語芸術協会に所属する他の落語家と共に三味線をバックにしばしば公演を行っています。