会田 誠

美術家

エロ、グロ、ロリコン、暴力、国家。会田誠さんは、いつも私たちの社会通念や道徳心を真正面から挑発してきた。東京藝術大学では4年間ほとんど絵を描かず、大学院で突如として技法材料研究室に所属して写実的な画家に。デビュー以来「取扱注意の作家」と警戒され、2012年秋より森美術館で開催された「会田誠展:天才でごめんなさい」でも、「18禁部屋」を特設したにもかかわらず、作品が反道徳的であるという批判を受ける騒ぎとなった。個展と同時期に、家族との生活や制作風景を追いかけたドキュメンタリー映画「駄作の中にだけ俺がいる」も公開。「美術家は、絵を見ることで快楽を与えるサービス業」と言い切る男がそこにいる。

Photo: MATSUKAGE
Courtesy Mizuma Art Gallery

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