トム・ケリー

イノベーションの伝道者、作家

トム・ケリーは、ブレインストーミングを得意としており、創造性こそが経済成長の鍵を握ると語る彼には誰もが耳を傾けます。何と言っても、世界的なデザインとイノベーションのコンサルタント会社であるIDEOが、わずか20人ほどのデザイナーの小さな会社から、500人の組織にまで成長したのはトムのおかげなのです。彼は『発想する会社!』と『イノベーションの達人!』という2冊を記し、いずれもビジネスウィークのスモール・ビズ誌におけるイノベーションに関する最良の10冊の中に挙げられています。また、セス・ゴーディンの『33人の否常識: The Big Moo』という著書に寄稿した「33人グループ」のメンバーの1人でもあります。トムは企業再生を得意とし、さまざまな時にIDEOのビジネス開発、マーケティング、人事、法務、そして実務を取り仕切ってきました。そうと知ると、UCバークレイのハース・スクール・オブ・ビジネスの学長から、歴代最初の上級特別研究員(エグゼクティブ・フェロー)に任命されたことにも驚きません。革新的なイノベーションを目指す学校「東京大学 i.school」プログラムの立ち上げに加わり、ここでも上級特別研究員(エグゼクティブ・フェロー)に就任しています。また、下半身不随の人が再び立ち上がるための「インテリジェント外骨格」を作っているカリフォルニアのベンチャー企業で、TEDの仲間であるイーサー・ベンダーが率いる「エクソ・バイオニクス」のアドバイザーも務めています。

The Art and Science of Creativity

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